声優専門学校はやばい?闇だらけ?なれなかった人の末路まで紹介

声優専門学校はやばい

「声優専門学校に行っても、声優にはなれない」
「結局才能がない人は、オーディションを受させてもらえないのでは?」

声優専門学校はそんなマイナスイメージを持たれがちですが、才能が無くてもちゃんと努力すれば声優になれます。

正直なところ、限られた人しかオーディションを受けられない声優専門学校も実際にあります。

だたしそれは一部の声優専門学校にすぎません…。

実際には全員が校内オーディションを受けられたり、年間に何度もプロになるチャンスがある声優専門学校もあります。

この記事では、なぜ声優専門学校がやばいと言われたり、声優になれなかった人の末路について詳しく解説します。

「おすすめの専門学校」や「専門学校の選び方」について、以下の記事でまとめているので、ぜひ読んでみてください…!

もくじ

声優専門学校はやばい?闇が深い理由

声優専門学校は初心者がプロを目指すための場所ですが、闇が深いなど一部の悪い口コミ評判があります。

声優専門学校がやばいと言われる理由

それぞれの理由について、順番に解説します。

全員が必ずしも声優になれる訳ではない

声優専門学校に入学してくる人は、卒業後に必ず声優になれると思っている人がいます。

どんなに優秀な声優専門学校でも、本人が努力しなければ決して声優になれません。

以下のような人が、声優になれない人の特徴です。

声優になれない人の特徴
  • 自主練習をしない
  • 授業中に集中していない
  • 伸び悩む辛い時期に声優になることを諦める
  • 親の言いなりで、やる気ない人が入学してくる

受け身の状態で声優専門学校に行くと、伸び悩みなどの辛い時期に壁を乗り越えられず挫折してしまいます。

声優になりたいという夢をしっかり持っていないと、辛い壁は乗り越えられません。

受け身ではなく、信念を持って声優専門学校に行きましょう…!

実際は、プロダクション合格率が90%以上の声優専門学校もある

声優専門学校によってプロダクション合格率は変わりますが、以下の表のようにプロダクション合格率が高い声優専門学校もあります。

声優専門学校プロダクション合格率
総合学園ヒューマンアカデミー82.3%
アミューズメントメディア総合学院92%
アニメーションカレッジ専門学校95%

声優専門学校では基本的に校内オーディションを受けて、プロダクション合格を目指します。

なので、年間の校内オーディション数を確認しましょう。

声優専門学校校内オーディション数
総合学園ヒューマンアカデミー350回以上
アミューズメントメディア総合学院非公開
アニメーションカレッジ専門学校非公開

行きたいと思っている声優プロダクションが校内オーディションに参加しているかも要チェックです。

そして、現段階で行きたいと思っていなくても、合格をもらえるプロダクションは多い方が選択の幅が広がるので、参加プロダクション数も確認しましょう。

声優専門学校参加プロダクション数
総合学園ヒューマンアカデミー90社以上
アミューズメントメディア総合学院70社以上
アニメーションカレッジ専門学校90社以上

大阪アミューズメントメディア専門学校の口コミ評判について、以下の記事でまとめています。

声優養成所に比べて学費が高い

多くの声優養成所は週1回、2時間制です。

声優専門学校は週5日、8時間程度なので、声優養成所に比べて20倍の時間も学べます。

なので、高くて当たり前と言っても過言ではありません。

1時間あたりのコスパは声優専門学校の方が明らかに良い

スクロールできます
属性場所コスパ学費通う頻度
声優養成所日本ナレーション演技研究所
277円/1時間

53万円/2年

2時間/週1回
インターナショナル・メディア学院
303円/1時間

116万円/2年

4時間/週1回
声優専門学校総合学園ヒューマンアカデミー
79円/1時間

300万円/2年

8時間/週5日
アミューズメントメディア総合学院
79円/1時間

300万円/2年

8時間/週5日

日本ナレーション演技研究所の口コミ評判について、以下の記事でまとめています。

専門学校卒の学歴が得られる

声優専門学校は認可校と無認可校の2種類あり、認可校を卒業すると専門学校卒の学歴が得られます。

*声優養成所では、専門学校卒の学歴は得られません。

ちなみに、無認可校のメリットは、学校側がカリキュラムの変更をしやすい点です。

声優業界は時代の流れが速く、声優専門学校も他校と差別化をするために、ボーカルレッスンを増やしたり、演技レッスンを増やすなど、学校のカリキュラムを柔軟に変更しています。

だたし、声優になれず社会人として働く場合は、専門学校卒の学歴があった方が有利なので、認可校も人気です。

認可校、無認可校どちらに行くのが正解というのは特になく、自分が学びたいことを学べる場所へ行くことがおすすめです。

声優に関係ない授業が多い

声優専門学校に行くと、学校なので以下のような一般教養も学びます。

  • 国語
  • 数学
  • 英語 など

声優には関係のない授業と誤解されることが多いですが、一般教養は大切です。

国語は読解力がつくので、登場人物のバックグラウンド、心情、心の移り変わりなどを理解する力を養えます。

数学を勉強することで、論理的思考を養い、物事を俯瞰して理解する力を養いましょう。

また、その他も一見すると声優に関係ないように思いますが、一般教養は声優の仕事に必ず結びついてくるので、理解しておいて全く損はありません。

アニメオタクが多い

ひと昔前は、「アニメの声優をしたい」と周りに言ったら、「アニオタだ…」などとやばいイメージを持たれていました。

最近では以下のようなアニメ声優がメディアに出演することが多く、アニメ声優という職業の認知度も上がったことで、アニメ声優を目指す人が増えています。

声優アニメ担当キャラクター
野沢雅子ドラゴンボール孫悟空
田中真弓ONE PIENEモンキー・D・ルフィ
花江夏樹鬼滅の刃竈門炭治郎

ひと昔前の声優と言えば、アナウンサーなど司会進行する人が花形でしたが、今ではアニメのアフレコも花形と言っても過言ではありません。

実際に声優専門学校にはアニメ好きが多く、アニメ声優を目指す人がほとんどです。

俳優やアナウンサーになりたい人が声優学科に行くと、思っていた環境とは違う可能性があります。

俳優やアナウンサー志望なら、そこに特化した専門学校もあります。

おすすめの専門学校や専門学校の選び方は、以下の記事でまとめています。

声優専門学校のメリットは?闇ばかりではない!

声優専門学校には、以下のようなメリットがあります。

初心者からでもプロになれるチャンスがある

声優専門学校は、声優初心者でも全く問題ありません。

以下のようなカリキュラムを2年間しっかりと時間をかけて、基礎から応用まで学べます。

カリキュラムカリキュラム詳細
アフレコ・アニメなどの動画に対してセリフを吹き込む
・アフレコ技術の基礎全般を学習する
・掛け合いや間合いなど声を発すること以外の部分も学ぶ
演技演習・台本を使って舞台作品を作る
・感情表現や立ち振舞など魅せる演技を学ぶ
・舞台公演
ボイストレーニング・正しい呼吸や滑舌などを習得する
・感情を伝える声を作る
業界研究・芸能プロダクションやプロデューサーと対話
・模擬オーディション
ナレーション・無声化やアクセントなどの基礎を学ぶ
・アーティキュレーションやイントネーションを強化する
・初見に強いナレーション技術を学ぶ
・知識として知っていることを、技術として表現できるように学習する

ボイストレーニングのような基礎的なところから、舞台公演まで一貫して学べる環境があります。

未経験から声優専門学校に行く人も多く、卒業時に声優プロダクションに所属できる人も多数いるので、2年間の努力次第で結果が決まります。

声優専門学校を卒業後に声優養成所でさらに実力を深める人もいますが、卒業後は声優プロダクションに所属して、プロとして活動するケースが多いです。

声優専門学校卒の有名声優が多数いる

声優専門学校を卒業したアニメ声優は、あまりにも多いので書ききることは出来ません。

人気の声優専門学校を卒業したアニメ声優を以下の3人だけ、ピックアップしました。

声優出身校アニメ担当キャラクター
小原好美総合学園ヒューマンアカデミープリキュア羽衣ララ
柿原徹也アミューズメントメディア総合学院弱虫ペダル東堂尽八
水樹奈々代々木アニメーション学院リリカルなのはフェイト

何も練習せずに声優になれる人は、ほとんどいません。

発声や腹式呼吸などの基礎ができたうえで、セリフに感情を乗せる訓練が必要です。

有名なアニメ声優であっても、基礎から応用までしっかりと訓練したうえでプロになっているので、歩む道は皆同じです。

声優専門学校へ行くのは、声優になるための手段として間違いない選択

声優になりたくて、声優専門学校に行ったことがない人には、正直なところ全員に声優専門学校へ行くことをおすすめします。

なぜなら、声優専門学校では、基礎から応用までしっかりと学べるからです。

どんなに基礎ができている人でも、基礎練習はとても大切で、プロでさえ定期的に基礎練習を取り入れています。

まだ声優プロダクションに所属できていない人は、応用力はもちろんですが、基礎力も足りていない人が多いです。

基礎力が無いのに、応用力ばかり練習していても、一向にうまくならないので、2年間は基礎から応用まで一貫して特訓することをおすすめします。

声優になるための4つの選択肢や必要スキルについては、以下の記事でまとめています。

声優専門学校で声優になれなかった人の末路は?

声優専門学校で声優プロダクションに所属できなかった人の進路は以下です。

進路別の声優専門学校に行く声優養成所に行く声優になることを諦める
アルバイト
フリーター
就職

アルバイトであれば日中の時間も取れるので、声優専門学校に行けますが、フリーターや就職する人は行けません。

なのでフリーターや就職する人は、その他の選択肢として、週1回・2時間の声優養成所に行ったり、声優になることを諦める人もいます。

引き続き声優を目指して行動する

声優専門学校を卒業した後に、声優プロダクションに所属できなくても、引き続き声優を目指せます。

主に、以下2つの進路に分かれます。

  • 別の声優専門学校に行く
  • 声優養成所に行く

順番に解説します。

別の声優専門学校に行く

声優専門学校もレベルの差があるので、よりハイレベルなところで2年間フルで学び直します。

合計で4年間も声優専門学校に行くことになるので、経済的な余裕と、さらに2年間努力するメンタルが重要です。

通い方費用
実家から通う約600万円
下宿して通う約1,000万円

実家から通う場合は4年間で約600万円、下宿する場合は約1,000万円前後必要です。

親に援助をお願いしたり、奨学金を借りるなど、お金の問題を解決しましょう。

2年間フルで通うので、アルバイトしか出来ず、自分だけで学費を出すには授業との両立がかなり負担になります。

声優養成所に行く

声優専門学校卒業後は、声優養成所に行く人の方が多いです。

行きたいと思っているプロダクション直属の声優養成所に行って、プロダクション所属を目指します。

声優養成所は、週1回・2時間のところが多く、声優専門学校では学べない高度なことが学べる場所も多いです。

また、週1回から通えるので、フリーターや就職して働きながらでも通えるので、経済的余裕がある点も魅力です。

おすすめの声優養成所について、以下の記事でまとめています。

声優以外の道を選択する

2年間頑張って声優になれないと思ったら、一般企業で正社員になる人も多数います。

一般企業で正社員になるからと言って、声優になるために努力した経験は決して無駄にはなりません。

さらに、声優として学んでいたことを生かせる職場もあります。

また、認可校を卒業すれば専門学校卒の学歴も取得できるので、仕事の幅を増やせます。

声優から遠くはない仕事は以下のようにあります。

声優以外の道(一例)
  • ナレーター
  • 舞台俳優や役者
  • MCや司会者、ラジオパーソナリティ
  • アナウンサー
  • 音響スタッフや音響監督
  • ゲーム業界のシナリオライター
  • Vチューバーや配信者キャスティングマネージャー

他のエンタメ業界に進む

以下のような、他のエンタメ業界に進む道もあります。

  • ナレーター
  • Vチューバー
  • アナウンサー
  • MCや司会者、ラジオパーソナリティ など

声優の基礎を学んでいた人であれば、腹式呼吸や発声練習など声の仕事をするために必要な力が身についています。

演技や表現のような応用分野が苦手で声優を諦めてしまった人でも、このような仕事で活躍のチャンスがあります。

あとは、自分のパーソナリティと照らして合わせて行きたい道を検討するといいでしょう。

業種パーソナリティ
ナレーター決まった仕事をきっちりとやり切りたい
Vチューバーキャラクターになりきって、演じたい
アナウンサーテレビ出演して有名人になりたい
MCなど自分が司令塔になって現場を回したい

裏方や制作サイドに進む

声優について勉強してきた経験をもとに、以下のような裏方や制作サイドに進む道もあります。

  • マネージャー
  • 配信者キャスティング
  • 音響スタッフや音響監督
  • ゲーム業界のシナリオライター など

音響スタッフは、台本から心情や雰囲気を読み取り、音で表現する必要があります。

声優の勉強をしていたからこそ、文章の読解力や表現力が身についています。

この力を活かして、音響スタッフとして活躍する道があります。

また、文章に触れる機会が一般人に比べると明らかに多く、シナリオライターへの道も人気です。

また、声優の難しさを知っているからこそ、声優のマネージャーであったり、配信者のキャスティング業務でも活躍できます。

声優とは全く別の業界に進む

声優の道を完全に諦めて、心機一転別の業種に行く人もいます。

同じ業種にいると、やりたかった仕事ができている人をうらやましく思ったりと、仕事に雑念が入って集中できないケースがあります。

なので、きっぱりと諦めて別のやってみたいことに挑戦することも、悪い選択肢ではありません。

逆に声優には向いていなくても、新しい業種の方が向いている場合もあるので、チャレンジしてみることは良い選択肢と言えます…!

まとめ:声優専門学校の闇と声優になれなかった人の末路について

声優専門学校の闇が深いと言われる理由は以下です。

声優専門学校の闇が深いと言われる理由について
  • 全員が必ずしも声優になれる訳ではない
  • 声優養成所に比べて学費が高い
  • 声優に関係ない授業が多い
  • アニメオタクが多い

このように、闇が深いという人の大半は、簡単に声優になれると思っていたら、実は道が険しかったと感じるケースが多いです。

どんな職業でも、その道のプロがいるので、簡単にプロレベルなれることはできません。

なので、声優も同じです。

しっかりと声優専門学校で基礎から応用まで学び、2年間で学ぶことは全て習得しましょう。

声優になれなかった人は、以下のように別の道で活躍できるチャンスがあります。

なので、声優になりたくて学んだことは決して無駄にはなりません。

声優になれなかった人の進路
  • 別の声優専門学校に行く
  • 声優養成所に行く
  • 声優を諦めて、声優以外の道に進む
    • ナレーター
    • アナウンサー
    • 声優のマネージャー
    • 音響スタッフや音響監督
    • ゲーム業界のシナリオライター など

声優になりたいと思っている人は、声優専門学校に行って声優を目指すことは、全く問題ない選択です…!

もくじ